バスケのテクニカルファウルとは? フェアなプレーが大切

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バスケのテクニカルファウルとは? フェアなプレーが大切

2023/09/18

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バスケットボールには、ルールに基づいてそれに反しているときに取られる反則以外にも、スポーツマンシップに則っているかどうかを基準にファウルが取られることもあります。それがテクニカルファウルです。

 

今回は、このテクニカルファウルについてお伝えします。

テクニカルファウルとは

テクニカルファウルとは、スポーツマンシップに違反するような行為や言動に対して取られるファウルのことです。バスケットボールにはさまざまなファウルが存在していますが、大きく分けると、テクニカルファウルと、パーソナルファウルに分かれています。

 

スポーツマンシップに反するということは、相手チームの選手を挑発するような行動、言動をしたり、審判の判断に納得がいかず文句を言う、審判の警告を無視して違反した態度を取り続けるなどが含まれます。これは、試合に出ている選手はもちろん、控えの選手や監督、コーチに対しても該当するような行動、言動が見受けられた場合にはテクニカルファウルが取られることがあります。とくにNBA(National Basketball Association)では、試合中納得がいかない判断やプレーがあった際に大げさなジェスチャーで表現するとテクニカルファウルを取られることがあります。

 

テクニカルファウルがあると、審判は両手を頭の上に回して、手のひらでT字を作るハンドサインを行います。タイムアウトのときのジェスチャーと似ているので、間違わないようにするのが大切です。

 

テクニカルファウルが取られた場合は、相手チームのフリースローによって試合を再開します。コート上の選手によるテクニカルファウルでは、その選手自身にテクニカルファウルが加算されるだけでなく、チームのファウルにも加算されることになります。マネージャーやアシスタントコーチなどを含め、ベンチに座っている人がテクニカルファウルを取られた場合には、チームファウルには加算されず、コーチに対してテクニカルファウルが記録されることになります。ベンチプレイヤーによるテクニカルファウルも、同様に相手チームのフリースローによって試合を再開します。

 

ベンチプレイヤーが3回、あるいはコーチ自身が2回テクニカルファウルを取られた場合には、コーチは退場となります。

 

また、バスケにはファウルのほかにバイオレーションもあります。これは、ダブルドリブルやトラベリングなどを始めとしたボールの扱い方、制限時間に関してなどルールに沿っていない場合に取られる反則のことです。

パーソナルファウルは

また、バスケットボールにはテクニカルファウルのほかにパーソナルファウルもあるとお伝えしました。パーソナルファウルとは、試合のプレー中に相手チームの選手と接触するなどで取られるファウルのことです。

 

引っ張る、押す、捕まえる、当たるなどでファウルを取られる場合にはパーソナルファウルになります。攻撃側の選手が守備の選手に当たる、手で押すなどで取られるファウルをオフェンスファウル、また守備側の選手が体を使って押した場合や、腕を使って相手を抱え込むような行動を取った場合のファウルをディフェンスファウルとしています。

テクニカルファウルが取られる場面

ここでは、具体的にテクニカルファウルが取られる場面についてお伝えしたいと思います。JBAの公式ルールブックにもテクニカルファウルについての記載があります。選手はこのルールブックをもとにプレーすることになります。

 

まず、審判からの警告を無視するのは禁止されています。ほかにも、審判のほか選手やスタッフなど試合に関わる人に敬意を欠く振る舞いをしたり、異論を表現したりすることも禁止です。もちろん、観客に対しても挑発したり、扇動するような行動や言動を取ることでテクニカルファウルを取られることもあります。

 

相手チームの選手に対しても敬意を欠くプレーは行ってはいけません。具体的には挑発や侮辱のほか、プレーヤーの目の前で手をかざすなどして意図的に視野を妨げること、肘を激しく振り回して危険につながる行動をすることも禁止です。ファウルをされたと欺くようなフェイクの行為もテクニカルファウルの対象となります。

 

ほかにも、リングを掴んで体重をかけることもテクニカルファウルです。ダンクショットで瞬間的にリングを掴む場合や危険を回避するために掴んだと審判に判断された場合にはこの限りではありません。

 

冷静に落ち着いてプレーし、スポーツマンシップを心得ていれば、基本的にテクニカルファウルを取られることはありませんが、試合中の状況や雰囲気によっては感情的になり、テクニカルファウルを取られることもありますので、選手は十分に注意する必要があります。

アンスポーツマンライクファールとディスクォリファイングファウル

テクニカルファウルと合わせて知っておきたいのが、アンスポーツマンライクファールと、ディスクォリファイングファウルです。

 

アンスポーツマンライクファウルとは、その言葉どおりスポーツマンらしくない行動をとった場合に取られるファウルのことです。バスケを正当に行っておらず、危険な行為であると判断された場合にコーチに対してコールされます。NBAにおいては同じファウルのことをフライグラント・ファウルと呼ぶこともありますが、NBAでは危険度合いによって分けられており、レベル2に当たるフライグラント・ファウルを行った場合には一発退場しなければなりません。

 

またディスクォリファイングファウルは極めて悪質で、非常に危険と判断されるファウルのことです。これは、コールされた時点で一発退場という処分を受けることになります。具体的には、意図的に肘を相手の顔面にぶつけるなどの行為です。コーチや監督が、審判の判定に対して抗議を続けると、このディスクォリファイングファウルをコールされる可能性もあります。

 

この2つのファウルをコールされた場合には、テクニカルファウルと同様に相手チームのフリースローによってゲームが再開され、その後の攻撃権が与えられることになります。

まとめ

バスケにおけるテクニカルファウルについて詳しく知っていただけたでしょうか。ファウルの種類もたくさんあり、一度に覚えるのは難しいかもしれません。また、バスケはプレーするというより観戦が多いという人にとっても、ファウルの多さは試合を理解する難しさにつながることもあるでしょう。ただ、テクニカルファウルはスポーツマンシップに則って適切かどうかを判断するものですので、バスケットボールに詳しくない人にもわかりやすい部分かもしれません。

 

ファウルの内容を理解して、知っていくと少しずつバスケットボールの奥深さと面白さにも近づいていけそうですね。

 

<参考記事>

バスケットのルール/テクニカル・ファウル | バスケットのルールと用語の紹介サイト

https://www.sports-rule.com/basket/rule/t_foul.html

 

「バスケットボールのファウルにはどのような種類があるのか知りたい!」

「バスケットボールの試合を観ていると、審判がファウルの反則を多く取るけど、どのような基準で判断しているの?」 | スポジョバ

 https://spojoba.com/articles/174 

 

【2023年最新版】バスケットボールのテクニカルファールについて徹底解説! | KENCOCO

https://kencoco.com/media/articles/25847 

 

ファウル|バスケットボールのルールを覚えよう! | かんでんCSフォーラム

https://www.kcsf.co.jp/contact/foul.html 

 

JBA バスケットボール競技規則2023

http://www.japanbasketball.jp/files/referee/rule/2023rule.pdf

 

この記事を書いた人

Engate Media編集部

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Engate Mediaの編集部です。スポーツ業界やスポーツを支える業界で活躍するキーパーソンのインタビュー記事やスポーツ業界の最新ニュースをお届けします。公式Twitter: @EngateInc

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