日本人もプレーするかも?NBA・Gリーグを解説!

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日本人もプレーするかも?NBA・Gリーグを解説!

2024/07/30

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2024-25シーズンのプロバスケットボールの開幕が近づいていますが、アメリカのプロバスケットボールNBAの下部リーグに当たる「Gリーグ」について、注目が高まっています。

今シーズンの大きな変更点のほか、注目チームなども合わせてこの記事でご紹介いたします。(記事内の円・ドルレートについては、一律1ドル=150円として計算)

NBA・Gリーグとは?

NBA・Gリーグは、当初は「NBA・Dリーグ」として、2001年に開幕しました。

2017-18シーズンから、スポーツドリンクメーカーのゲータレードがスポンサーとなったため、「NBA・Gリーグ」という現在の名称に変更されています。

若手選手の育成がメイン

NBAとの明確な違いとして、かつてのGリーグは育成を意味する「Development」の頭文字を取って「Dリーグ」と呼ばれていたように、原則としてNBAチームが育成目的で契約している若手選手たちにとっての修行の場であることが挙げられます。

NBAチームとの間で、若手育成を目的とした「2ウェイ契約」と呼ばれる契約を結んでいる選手たち以外は、チームではなく、リーグと契約を結んでいるのも上位カテゴリーであるNBAとの大きな違いです。

 

また、最低年俸に対する規定も大きな隔たりがあり、NBAの2024-25シーズンにおいては約169万ドル(約2億5300万円)なのに対して、Gリーグの最低賃金は40500ドル(607万5000円)とされています。

ただ、熾烈な競争を生き抜いて、パフォーマンスを発揮し続ければ、NBAとの契約の道が開かれているだけに、下部リーグでありながら注目を集めているのです。

NBA・Gリーグの組み合わせと順位は?

2023-24シーズンは31チームがレギュラーシーズンに参加

2023-24シーズンのNBA・Gリーグは、NBAの傘下クラブ29クラブと、リーグが独自に編成したGリーグ・イグナイト、そしてメキシコのプロバスケットボール「LNBP」から参入してきたメキシコシティ・キャピタンズの31クラブがリーグを戦います。

2023-24シーズンの地区順位は以下の通りでした。どのチームが、どのNBAチームの傘下に付いているかも合わせて見てみましょう。

【イースタン・カンファレンス】

  1. オセオラ・マジック(オーランド・マジック)
  2. メーン・セルティックス(ボストン・セルティックス)
  3. フォートウェイン・マッドアンツ(インディアナ・ペイサーズ)
  4. キャピタルシティ・ゴーゴー(ワシントン・ウィザーズ)
  5. ロングアイランド・ネッツ(ブルックリン・ネッツ)
  6. デラウェア・ブルーコーツ(フィラデルフィア・76ers)
  7. ウィスコンシン・ハード(ミルウォーキー・バックス)
  8. カレッジパーク・スカイホークス(アトランタ・ホークス)
  9. モーターシティ・クルーズ(デトロイト・ピストンズ)
  10. バーミンガム・スクアドロン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)
  11. クリーブランド・チャージ(クリーブランド・キャバリアーズ)
  12. グリーンズボロ・スウォーム(シャーロット・ホーネッツ)
  13. ウィンディシティ・ブルズ(シカゴ・ブルズ)
  14. ラプターズ905(トロント・ラプターズ)
  15. ウエストチェスター・ニックス(ニューヨーク・ニックス)
  16. グランドラピッズ・ゴールド(デンバー・ナゲッツ)

【ウエスタン・カンファレンス】

  1. ストックトン・キングス(サクラメント・キングス)
  2. スーフォールズ・スカイフォース(マイアミ・ヒート)
  3. オクラホマシティ・ブルー(オクラホマシティ・サンダー)
  4. サンタクルス・ウォリアーズ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
  5. ソルトレークシティー・スターズ(ユタ・ジャズ)
  6. リオグランデバレー・バイパーズ(ヒューストン・ロケッツ)
  7. オースティン・スパーズ(サンアントニオ・スパーズ)
  8. メキシコシティ・キャピタンズ
  9. テキサス・レジェンズ(ダラス・マーベリックス)
  10. リップシティ・リミックス(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
  11. サウスベイ・レイカーズ(ロサンゼルス・レイカーズ)
  12. メンフィス・ハッスル(メンフィス・グリズリーズ)
  13. オンタリオ・クリッパーズ(ロサンゼルス・クリッパーズ)
  14. アイオワ・ウルブズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
  15. Gリーグ・イグナイト

NBA・Gリーグ、2024-25シーズンの動向は?

イグナイトが活動を終了

2020年に、NBAのトップクラスを目指す若手選手を育成する目的で創設されたGリーグ・イグナイト。実際に、発足以来NBAのドラフト上位指名を勝ち取る選手たちを育てるなど、実績を積みつつありました。

 

プロとしての年俸を得ながらNBA入りを目指すというスタイルが魅力的だった一方で、アメリカの大学バスケ「NCAA」でも、選手がお金を得ながらプレーすることが認められるなど、イグナイトを選ばなくても良い環境が整いつつあり、2023-24シーズンを最後に活動を終了しました。

フェニックス・サンズがGリーグに参入

イグナイトの活動終了によって、チーム数が減るかと思われたGリーグですが、その心配は無さそうです。

現在のNBA30チームの中で、唯一Gリーグとの提携チームを所有していなかったフェニックス・サンズが、バレー・サンズという傘下チームを2024-25シーズンのGリーグに参入させることになったからです。

フェニックス・サンズは、女子プロバスケットボール・WNBAに参戦中のフェニックス・マーキュリーと同じオーナーによって運営されており、バレー・サンズもこの2チームと一体化されて運営される見込みです。

日本人選手のプレーは!?

2024-25シーズンのGリーグでは、日本人選手のプレーが見られるかもしれません。

先日、インディアナ・ペイサーズと契約を発表した富永啓生選手、メンフィス・グリズリーズとの契約を発表した河村勇輝選手は、ともに「エグジビット10」と呼ばれる契約を結んでいます。

 

エグジビット10契約では、NBAのシーズン前に行われるトレーニングキャンプに、他に契約した選手たちと共に参加することができますが、シーズンを前にウェイブ(解雇)されてしまう場合があります。

ただ、その中でもいきなり無所属の選手として放り出されるのではなく、それぞれのチームが持つ傘下のGリーグチームと契約してプレーすることができます。

つまり、富永選手の場合はフォートウェイン・マッドアンツ、河村選手の場合はメンフィス・ハッスルでのプレーが予想されるということにもなります。

Gリーグでの活躍次第では、改めてNBAチームとの契約への道が開かれることもあるだけに、もしこの2人がGリーグでプレーすると決まった場合には、これまで以上に、日本からGリーグへの注目が集まりそうです。

 

また、これ以外にも、2024-25シーズンでは、オンタリオ・クリッパーズが本拠地を移し、サンディエゴ・クリッパーズとして新たなスタートを切ることが発表されています。

今年は、NBA・Gリーグも目が離せない!

今回は、NBAの傘下リーグ、Gリーグについて解説していきました。シーズンが始まる前に、Gリーグについて理解を深めておけば、開幕後にこれまで以上にGリーグを見て楽しめるかもしれません。開幕が待ち遠しいですね。

 

 

 

 

<参考記事>

NBA teams and their G League affiliates: History, salary, more | NBC

Gリーグ公式サイト

NBAの全30球団にGリーグ傘下のチーム サンズの新チームが2024-25シーズンにデビュー | NBA Japan

フェニックス・サンズによるXへの投稿

渡邊雄太がラプターズと結んだNBAのエグジビット10契約とは? | NBA Japan

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