【ラグビー】オフザゲートとは? 反則した場合や回避できるのかなど初心者にもわかりやすく解説

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【ラグビー】オフザゲートとは? 反則した場合や回避できるのかなど初心者にもわかりやすく解説

2024/04/27

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ワールドカップなどでラグビーを観戦していると「オフザゲート」という言葉が頻繁に出てきます。「オフザゲートっていったいどういう意味なの?」と疑問を持った人が多いのではないでしょうか。

 

そこで今回の記事では、ラグビー試合において知っておきたい「オフザゲート」について、そもそもどういう反則なのか、オフサイドとどう違うのかを初心者の方にも分かりやすく解説します。

 

ラグビーのオフザゲートとは?

ラグビーの試合では、攻撃チームに対して守備側のチームによるタックルが成立した場合、目に見えない「ボックス」が形成されます。またこの目に見えないボックスの面のことを「ゲート」と呼んでいます。

 

ちなみにタックルが成立するタイミングは、守備側のチームがボールを持った人に対して、「タックルをして密着した状態で地面に倒れた時」です。

 

タックルで選手が倒された場合、攻守両方のチームはボールを奪うもしくは守るために周辺に集まり、お互いの選手が押し合いをする形になり「ラック」という状態が成立します。

 

ラックなどのポイントが成立した際に、攻撃している方向を向いて真っ直ぐに入らずに、横や斜めから入ってしまった場合に取られる反則がオフザゲートです。

 

オフザゲートが成立する流れについて、整理してみてみましょう。

 

【オフザゲートが成立するまでの流れ】

  1. 攻撃側の選手に対して守備側のチームによるタックルが成立する
  2. この時目に見えない「ボックス」が倒れた選手の場所に形成される
  3. ボックスが成立した時点で、倒れた選手を中心にタッチラインとゴールラインに平行になるような「ゲート」と呼ばれる面が成立する
  4. 攻撃・守備側のチームどちらも、自分のチーム側の「ゲート」を通ってボールの奪い合いに参加しなければオフザゲートの反則が取られてしまう

ラグビーでオフザゲートの反則をしたらどうなる?

仮にオフザゲートの反則を犯してしまった場合、どのようなペナルティがあるのか解説していきます。

相手側にペナルティが与えられる

オフザゲートの反則を犯してしまった場合、相手にペナルティが与えられます。

 

ペナルティを与えられた側は、次の4つの中からプレーを選ぶことができます。

 

【ペナルティを与えられた場合に相手チームが選べる4つの選択肢】

  1. ペナルティキック
  2. ペナルティゴール
  3. スクラム
  4. タップ&ゴー

オフザゲートは味方が取られる場合も

オフザゲートの反則は、攻撃・守備どちらも犯す可能性があるので、味方が取られる場合もあります。

 

味方がオフザゲートの反則を犯した場合、相手に対してペナルティが与えられてしまいます。

オフザゲートは回避できるの?

ここまで解説してきた内容を見ると、オフザゲートは「倒れてしまった味方を助けに来た選手が悪いのではないか?」と思う人が多いのではないでしょうか?

 

確かに、オフザゲートのことを考えることなくボックスに侵入してしまった選手は悪いのですが、ボールを保持していた人の倒れ方によって、選手が侵入できるゲートが狭くなってしまう場合もあるのです。

 

つまりボールを保持していた人が、相手チームがボックスに侵入しにくいように、味方の選手よりも前でまっすぐに倒れることがオフザゲートの反則を取られないためには重要となります。

 

逆に守備側のチームに押し倒されてしまった場合、味方チームの選手が侵入できるゲートが狭くなってしまうので、ボールを保持していたとしてもオフザゲートの反則を犯してしまいペナルティを取られかねません。

 

オフザゲートは回避できる可能性がある一方で、ボールを保持している人の倒れ方によってはペナルティが取られやすく、逆にペナルティを取られてピンチを招いてしまう可能性もあるということは覚えておきましょう。

ラグビーのオフザゲートとオフサイドの違いは?

オフザゲートと間違われやすい反則に「オフサイド」があります。

 

ラグビーの試合では、プレイ中の選手はすべて「オンサイドプレイヤー(プレーに参加可能)と「オフサイドプレイヤー(プレーに参加不可能)」に分けられます。

 

選手は通常オンサイドプレイヤーとなるのですが、プレーの状況によってはオフサイドプレイヤーになることもあります。

 

オフサイドプレイヤーがプレーに参加した場合に取られるのは「オフサイド」という反則です。オフサイドが問題となる場面については、次のようなシーンが挙げられます。

 

【ラグビーでオフサイドが問題となるシーン】

  1. スクラムをしている時…スクラムの時、スクラムを組んでいる最後尾の選手の足から5m下がった位置にオフサイドラインができる。この時、スクラムを組まない選手はスクラムが解消する前にこのラインを超えてプレーをするとオフサイドとなる。
  2. ラインアウトの時…ラインアウトのために並んだ両チームプレーヤーの間のラインからそれぞれ10m下がった位置にオフサイドラインができる。ラインアウトに参加しない選手は、ラインアウトが解消する前にこのラインを超えてプレーするとオフサイドとなる。
  3. ラックの時…ラックの時、密集に参加している最後尾の選手の足の位置からオフサイドライン(ゴールラインに平行)ができる。オフサイドラインのある最後尾からプレーに参加せず密集の横や前からプレーに参加するとオフサイドとなる

 

オフサイドは、オフザゲートが成立するラックの時にも起こる可能性があるので、初心者にとっては分かりにくいかもしれません。

 

ただし、オフザゲートは「タックルが成立しない限り発生しない反則」です。オフサイドと間違えないように、区別して覚えておきましょう。

オフザゲート以外にも分かりにくいラグビーの反則やルール

オフザゲート以外にも、分かりにくいラグビーの反則やルールというのはいくつかあります。

 

以下の記事では、そんなわかりにくいラグビーの反則やルールについて解説しているので「もっとラグビーについて詳しくなりたい」「ラグビー観戦をより楽しみたい」と思っている方は、ぜひあわせて読んでみてくださいね。

 

【あわせて読みたい ラグビーの分かりにくい反則やルールについて解説している記事】

まとめ

ラグビー観戦時において、なかなか理解しづらいオフザゲートについて解説してきました。

 

オフザゲートは目に見えてわかる反則ではないので、ラグビー初心者にとってはなかなか理解するのが難しいと言えるでしょう。

 

しかし理解できていれば、よりラグビー観戦が面白くなること間違いありません。本記事で解説してきたことをしっかり理解して、ぜひラグビー観戦時には家族や友人にドヤ顔でオフザボールの意味を解説してみてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

<参考記事>

サンゴリアスラグビー大辞典#155『オフザゲート』|サントリーサンゴリアス

 

 

この記事を書いた人

Engate Media編集部

Engate Media編集部

Engate Mediaの編集部です。スポーツ業界やスポーツを支える業界で活躍するキーパーソンのインタビュー記事やスポーツ業界の最新ニュースをお届けします。公式Twitter: @EngateInc

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